引っ越しの準備で欠かせないのが「引越し先(新居)」の下見です。
物件を決める時の内覧時にある程度チェックしていると思いますが、荷物を新居に運び込んで、スムーズに新生活を始めるには、それなりの準備が必要です。
ノープランだと、とんでもなく時間と体力を浪費してしまいます。
新居の下見で確認しておくべき3つのポイント
【1】新居周辺の道路について(道幅や一方通行などの制限)
【2】玄関・通路の横幅、部屋のレイアウトを確認
【3】コンセントの数と位置を確認
新しい部屋を決めるときには、部屋の日当たり、周辺環境(コンビニやスーパーの近さ、勤務先や最寄り駅までの距離、学校までの距離)などチェックしたと思います。
いざ引越しをする際に必要なチェックポイントは、
・実際に荷物を運び入れやすいか?
・作りの異なる部屋の間取りに手間を掛けずに配置できるか?
この2つが大切です。
ベッドや大型テレビ、大きな家具(タンスや食器棚)等がある場合、玄関から運び込めるのか?ベランダから吊り上げる必要があるのか?トラックを止めれるスペースはあるのか?これらの条件によって、荷物を運び入れる難易度(かかる時間)が変わってきます。
【1】周辺の道路について(道幅や一方通行などの制限はないか?)
引越しにはトラックで荷物を運び入れますので、トラックが幹線道路から新居まで乗り入れるのに十分な道幅があるのか?一方通行など、なにか規制されていることはあるか?
事前に確認しておくと、引越し業者との打ち合わせがとてもスムーズになります。
駐車場や駐車スペースが十分にあれば問題なく積み下ろし作業ができます。
狭い道路の場合、2トン以上の大きなトラックで運ぶ際に乗り入れられないこともありますし、交通量によっては長時間の停車が難しいことがあります。
また、マンションなどの集合住宅の場合は、エレベーターや共有スペース(来客用の駐車スペースなど)の使用について規則がある場合があります。
不安をなくすために、引越しをする際の注意事項などないか、管理会社に事前に確認しておくといいですよ。
【2】玄関・通路の横幅、部屋のレイアウトを確認
スムーズに新生活を送るために大切なことは、今の住居から運びこむ家具・家電・服などの家財道具一式を、できるかぎり手間を掛けずには新居に配置することです。
例えばベッド・ソファ・タンスなど大きな家具が玄関から入れられないなんてことが当日に発生すると大変です。
新居のほうが部屋が多い・少ないなど、間取りが異なる場合は特に注意となる場合があります。
また、どのダンボールをどの部屋においてもらうかを引越し業者に支持するためにも、部屋のレイアウトに合わせて荷造りをしておくと、荷物を運び入れた後の作業が格段に早くなります。
(ダンボールに適当に詰め込むと、なにか必要な物が出た時、何個もダンボールを開けては探すという非常に面倒なことになることもあります。)
困ってしまうのは、想定した場所に家具や家電が置けなくなることです。
玄関や部屋のドアの開閉方向(扉を外せる外せないも)とその幅、天井の高さ、通路がある場合はその幅など、荷物を運び入れるのに制限がないか下見の際にしっかりと確認しておいてください。
【3】コンセントの数と位置を確認
家電の配置に大きく影響をするのが、コンセントの位置とその数です。
自分が使いやすいレイアウトにするために、延長コードが必要になるのか?どの部屋にどの家電を置くのか?を考えておくと、引越し後のレイアウトが非常に楽になります。
また固定電話やLAN、ケーブルテレビ等がある場合は、その配線の位置を確認しておくことはとても大切です。
ポイントは、下見の際に間取り図にコンセントや配線の位置を記入するということです。
コンセントの位置と数がかかれた間取り図があれば、どの部屋のどの位置に家電や家具を配置したらよいか、具体的に検討することができます。
最も避けたいのは、当日荷物を運び入れてから、部屋のレイアウトを考え始めるということです。
1人暮らしで、荷物が少なければそれも可能ですが、家族がいる場合などはお互い不機嫌に鳴る原因になってしまいますので、事前の準備の1つに加えておくことを強くおすすめします。
下見の必需品
新居の下見に行く時に持って行くと、その後の部屋のレイアウトの検討や引越し作業が楽になる必需品を紹介します。
・間取り図
コンセントの位置、天井の高さ、ドアの横幅などを記入します。
・筆記用具(鉛筆・消しゴミ、赤や青のボールペン)
フリクションなども便利です。
・メジャー(2m以上測れるもの)
金属製のメジャーだと使いやすいですよ。
窓のサイズを図っておくとカーテンのオーダーが楽になります。
・カメラ(スマホでOK)
コンセントや洗濯機置き場、冷蔵庫を置く予定の場所など、写真があると何かと便利です。